「星砂のファンタジア」(編成:三味線・17絃箏)の公刊譜が完成しました!
この曲は、2008年 聖徳大学附属聖徳中学校・聖徳高等学校箏曲部による委嘱作品です。
以前、日本海や北国をイメージした津軽三味線風の「海鳴り」という曲を作りましたが、今回はそれとは逆に南の島をテーマに曲を書きたいと思いました。
南の島の白い砂浜には、小さくてかわいらしい星の形をした沢山の星砂が見られます。
幸福をもたらすといわれる星砂・・・海の大蛇に食べられた星の子供の骨が流れ着いた、という伝説もあるようです。
曲は、南の島のゆったりとした時の流れのような序奏から始まり、やがて光り輝く燦々とした急の部分に移ります。
中間部は海の底にいるようなイメージで余韻に浸ります。
終結部ではリズムにのって生き生きとした歯切れの良い演奏が望まれます。
全体的には琉球音階の趣を少し取り入れながら、音を綴りました。
星砂が見られる美しい海が、いつまでも続きますように願いを込めて。
是非、弾いてみていただければ嬉しいです(^ ^)!