東海三曲演奏家の会主催による「夏の邦楽祭り」で
拙作「藤の抄」(尺八と箏のための二重奏曲)を演奏してくださるとのこと♫
ありがとうございます!
お近くの方、是非お出かけくださいませ。
この曲は 2012 年、日本尺八連盟の委嘱により作曲したもので、
公刊譜も日本尺八連盟より出版されています。
<曲目解説>
爽やかな五月の風に乗ってゆれる藤の花。
その清楚で華麗な花姿は、和の風情を感じさせ、また旺盛な生命力を持ちながら、豊かな芳香で人々を温かく迎え入れてくれます。
たおやかな薄紫色の藤の花にあこがれを抱きつつ、音を綴りました。
曲の冒頭部分は、箏の穏やかな16 分音符の音型にのせて、尺八がのびやかにメロディを奏します。
次の8 分の6 拍子では、花が風に揺れて流れるようなイメージで。アルペッジョが印象的な箏独奏の後、尺八と箏の叙
情的な中間部があらわれます。
そして軽やかな雰囲気の終結部へとテンポアップしていき、最後は余韻を大切にしつつ、曲を閉じます。